柳之御所遺跡に「土橋」 平泉・県教委が調査成果発表


 平泉町の柳之御所遺跡の堀跡から、路面部分の土を掘り残して作った「土橋」が見つかった。県教委によると、遺跡を囲む大規模な堀から土橋が見つかったのは初めてで、同遺跡と中尊寺方向とを結ぶ12世紀前半から半ばの施設とみられる。県教委は、奥州藤原氏の政庁と推定される柳之御所と浄土世界との関連を強く裏付けるもので、世界遺産の拡張登録を目指す上で重要な成果だとしている。

 県教委が29日、4月から実施する第79次発掘調査の成果を発表。北西の約700平方メートルを調べ、南北に延びる堀跡二つを確認したと明らかにした。

 二つの堀には時期差があり、土橋は外側の路面部分を掘り残して形成。幅は約4・5メートル、長さ5、6メートル。中尊寺に向かって延びる遺跡内の道路跡とつながる方向にあり、遺跡北部に確認されている12世紀前半の建物跡と「位置関係も整合的」とする。

【写真=柳之御所遺跡で見つかった堀内部と外部をつなぐ土橋】

(2017/08/30)
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