平泉、世界遺産登録から6年 周遊ルート課題に


 「平泉の文化遺産」は29日、世界遺産登録から6年となる。平泉町を訪れる観光客数は外国人が増加する一方、「登録特需」が徐々に薄れ、2016年の全体ではピークの12年に比べ24・2%減少した。著名な遺産に客が集中する傾向にあり、浄土思想のスケールに触れる周遊ルートの充実などが課題。遺産の付加価値をさらに高める拡張登録の実現も期待される。

 平泉町によると、同町の観光客数は登録翌年の12年の264万人をピークに15年の193万人まで減少。昨年は5周年イベントの効果もあって回復し、外国人客は海外への売り込み強化などが奏功して初の3万人を突破したが、全体としては減少傾向が見込まれる。

 県が昨秋行った観光客のアンケートによると、中尊寺と毛越寺はほぼ訪れていたが、他の史跡を訪れた客は一部にとどまる。

 県は14年、6月29日を「平泉世界遺産の日」と制定。今年は当日、平泉町平泉の観自在王院跡で午後4時半から「平和の祈り」が催される。

(2017/06/29)
[PR]

トップへ