釜石「橋野」広がる価値 世界遺産登録から1年


 釜石市の「橋野鉄鉱山」を含む「明治日本の産業革命遺産」は8日、ドイツ・ボンで昨年開かれた国連教育科学文化機関(ユネスコ)の世界遺産委員会での正式登録から1年を迎えた。2015年度の観光客が登録前の約7倍に増えたほか、製鉄の歴史を教育に生かす動きも広がっており、遺跡の価値発信の重要性は高まっている。

 今春以降は修学旅行や企業の新人研修など教育の一環で橋野鉄鉱山を訪れる団体も増え、県も県内小中学校で行う世界遺産授業で「橋野」を扱い始めた。

 市は世界遺産記念誌を8月に市内全戸配布予定で、鉄の歴史を市全体で共有する。今後は観光客が遺跡への理解をより深められるよう、タブレット端末で高炉が稼働していた当時を再現するAR(拡張現実)の開発も視野に入れている。

【写真=世界遺産登録から1年を迎えた橋野鉄鉱山。平日にもかかわらず県内外から観光客が訪れている=7日、釜石市橋野町(本社小型無人機で撮影)】

(2016/07/08)
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