「平泉」との連続性確認 奥州・白鳥舘遺跡


 奥州市教委は25日、平泉の世界遺産の拡張登録を目指す資産の一つ、奥州市前沢区の白鳥舘(しろとりたて)遺跡の最後の発掘調査説明会を現地で開いた。従来の国史跡指定地と「平泉」関連遺構が出土した低地部の境界を発掘し、遺跡の連続性を確認。今後国史跡指定地の範囲拡大を目指し、実現すれば拡張登録に向け一歩前進する。

 同遺跡は古代から中世の北上川交通の要衝地。5月以降の発掘場所は、奥州藤原氏と同時代に工房群だったとされる低地部と接する国指定内の西側で、10〜12、15世紀の層から鉄塊が出土した。市教委の及川真紀上席主任学芸員は「国指定地内でも鉄の加工が行われた可能性があり、(指定外の)鉄製品など見つかった工房群と一体性があるとみられる」と説明した。

 世界遺産拡張登録に向けた発掘は終了予定。これまで14年間調査を行った。

(2016/06/26)
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