世界遺産生かした町づくりを 平泉・専門家が講演、討論


 平泉町や県などでつくる世界遺産連携推進実行委(会長・青木幸保町長)は14日、同町の平泉文化遺産センターでシンポジウム「平泉の魅力〜その歴史と未来」を開いた。世界遺産登録5周年を迎え、歴史遺産と自然を第一に考えた観光振興、町づくりの重要性をあらためて確認した。

 約100人が出席。東洋文化研究者でNPO法人※庵(ちいおり)トラスト理事長のアレックス・カーさんが「文化遺産を生かした町づくり」と題して基調講演。徳島県で古民家再生事業を行ってきた経験を踏まえ、「平泉で感じる平安ロマンを生かし、原風景を大事にした町づくりを」と提案した。

 元文化庁長官で平泉の世界遺産登録に尽力した近藤誠一同センター名誉館長、藤里明久毛越寺貫主代行、千葉信胤(のぶたね)同センター館長らがパネル討論。近藤名誉館長は「平泉に息づく絶対的平和思想と人間も自然の一部であるとの発想は、21世紀の地球にとって大切なメッセージになる」と指摘した。

※は、竹かんむりに「虎」

【写真=パネル討論する近藤誠一名誉館長(左)ら】

(2016/02/16)
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