2資産除外、正式決定 縄文遺跡群推進本部


 【東京支社】一戸町の御所野遺跡を含む「北海道・北東北の縄文遺跡群」の世界遺産登録推進本部(本部長・三村申吾青森県知事)の第4回会合は26日、東京都内で開かれた。同遺産群を構成する18資産のうち長七谷地(ちょうしちやち)貝塚(八戸市)と鷲ノ木(わしのき)遺跡(北海道森町)を外す方針を正式決定した。

 4道県の関係者約30人が出席。事務局の青森県から、登録推進会議や専門家委員会の意見を踏まえ、これまで課題が指摘されてきた2遺産を外し、構成資産を現行の18から16に絞り込んで作業を進めていく方針が示された。

 除外される自治体の関係者からは「これまで通り連携して早期の推薦を目指し、その上で将来的な追加登録を目指してほしい」などの意見が出た。

 本部長の三村知事は「将来の世界遺産追加登録も視野に入れ、一体的な保存活用についての検討を継続する」など4項目を推進会議に指示した。

 会議後、三村知事は「まずは16遺産で世界遺産登録を目指し、2遺産についても後に追加登録を目指していく」と強調した。

 県教委生涯学習文化課の細越健志世界遺産担当課長は「課題解決の一つの方向性として保存管理や景観上問題のある遺跡を外したというのは、やむを得ないと思う」と説明。一戸町教委世界遺産登録推進室の高田和徳室長(御所野縄文博物館館長)は「長い間指摘されてきた構成資産の問題に4道県として応えたことは大きな前進だ」と述べた。

(2015/12/27)
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