4強決定、花巻東は逆転サヨナラ 秋季高校野球県大会第4日


 第70回秋季東北地区高校野球県大会第4日は20日、盛岡市の県営球場などで準々決勝4試合が行われ、久慈、黒沢尻工、一関学院、花巻東が準決勝に進んだ。久慈は39年ぶり、黒沢尻工は33年ぶりの4強入りで、一関学院は2年ぶり、花巻東は2年連続の準決勝進出となった。

 一関学院は2本の本塁打が飛び出し、4−3で5季連続優勝を狙った盛岡大付を破った。花巻東は5−4で盛岡工に逆転サヨナラ勝ちした。久慈は水沢に2−1で逆転勝ちし、第31回(1978年)以来、黒沢尻工は4−2で盛岡中央を下し、準優勝した第37回(84年)以来のベスト4入りを決めた。

 準決勝は23日、県営球場で久慈−黒沢尻工(午前10時)、一関学院−花巻東(午後0時半)の2試合が行われる。

 土壇場、気合いの一打

 追い詰められた最終回、「逆転の花巻東」が本領を発揮した。昨夏の初戦で敗れた盛岡工に雪辱を果たし、逆転サヨナラで2年連続の4強入り。窮地を乗り切った選手たちはベンチを飛び出して雄たけびを響かせた。

 「負けられない相手だった」。九回2死二、三塁から勝負を決する一打を放った上戸鎖飛龍(ひりゅう)(2年)は、スタンドで見ていた昨夏の無念を思い返し打席に立った。「おっしゃー」。2ストライクに追い込まれるも大きな声を上げ、はじき返した打球は詰まりながら中堅手の前に転がった。

 五回に3番手で登板した西舘勇陽(ゆうひ)(1年)は際どいコースの変化球を振らせながら、4イニングを無失点の好投。四回の本塁打で相手に傾きかけた流れを断った。佐々木洋監督は「ベンチでも『必ず打つ』と言っていた上戸鎖の強い気持ちがチームにも乗り移った」と振り返った。

 花巻東は今夏も3回戦で敗退。2年連続で甲子園切符を逃し、短い夏を味わった。今大会に向け納得いくまでバットを振り込んだ上戸鎖は「自分たちの学年は(入学後に)県大会で優勝した経験がないが、ハートで戦う」と頂点をにらんだ。

(八重畑)

【写真=盛岡工−花巻東 5−4で逆転サヨナラ勝ちし、ベンチを飛び出して喜ぶ花巻東の選手たち=花巻】

 ◇第4日(9月20日) ▼準々決勝

【県営球場】 【花巻球場】
  ▽第1試合
  黒沢尻工 4−2 盛岡中央

  ▽第2試合
  一関学院 4−3 盛岡大付
  ▽第1試合
  久慈 2−1 水沢

  ▽第2試合
  花巻東 5−4 盛岡工
(2017/09/21)
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