盛岡大付、強打の本領発揮 3季連続甲子園へ


 第99回全国高校野球選手権岩手大会最終日は24日、盛岡市の県営球場で決勝が行われ、盛岡大付が9−0で久慈を下し、2年連続10度目の優勝を飾った。連覇は2003、04年の盛岡大付以来で、県勢初の3季連続の甲子園出場を決めた。

 盛岡大付は二回2死三塁から須藤颯(3年)の中前打で先制。四回は松田夏生(3年)のソロ本塁打で加点。植田拓(3年)が六回にソロ、七回に3ランと連続本塁打を放ち突き放した。先発平松竜也(3年)は6回を11奪三振と力投。2番手三浦瑞樹(3年)との継投で久慈打線を零封した。

 久慈は三回1死二塁、六、七回は無死二塁と好機をつくったが、ホームが遠く38年ぶりの甲子園出場は果たせなかった。

 全国高校野球選手権は8月4日に組み合わせが決まり、同7日に甲子園球場で開幕する。

 松田ソロ、植田は連続アーチ

 看板通りの強打を発揮し、盛岡大付が県勢初の3季連続甲子園出場をつかんだ。

 久慈中出身の5番松田夏生(3年)が顔なじみが並ぶ相手に「成長した姿を見せてやりたい」と4安打2打点で打線をけん引した。二回に左越え二塁打で出塁し、先制のホームイン。四回は初球の直球をたたき、左翼へのソロ弾で2点目。3、4打席も安打を放ち全打席でホームを踏んだ。今大会は打率6割6分7厘、10打点と強力打線の中心にどっしりと座った。

 松田に刺激を受けた3番植田拓(3年)も六回にソロ、七回は3ランと2打席連続アーチで連覇を引き寄せた。「命懸けで出塁しようと思っていた」と痛み止めを飲んでいた右手首の負傷を感じさせないスイングでチームを勢いづけた。

 ボール球に手を出さず、甘い球を仕留める確率の高さ。すごみを増した打線は全試合2桁安打、10本塁打の数字を残した。

 選抜大会準々決勝の履正社(大阪)戦で「一球の精度の差」を痛感し、実戦を想定した打撃練習を重ねた。「凡打よりも低めのボール球を振ったら叱った」という関口清治監督。肌で感じた全国の好投手をイメージし、春の教訓を基にレベルアップ。その成果を試合で示した。4度宙に舞った指揮官は「練習してきたことが正しかったと証明してくれた」とうなずいた。

 4季連続の県制覇で、現チームは県内負けなしで甲子園に挑む。高校通算本塁打を60号の大台に乗せた植田は「全国制覇を目指したい」と力強く宣言。10度目の甲子園に向かう。

 (斎藤孟)

【写真=久慈−盛岡大付 4回裏盛岡大付2死、松田が左翼へ本塁打を放ち、2−0とする=県営】

第13日(7月24日)の試合結果
【県営球場】
◇決勝
1 2 3 4 5 6 7 8 9
久慈
0 0 0 0 0 0 0 0 0 0
盛岡大付
0 1 0 1 0 2 5 0 X 9
[試合終了]

(2017/07/25)
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