大船渡東が初の4強 高校野球岩手大会、21日準決勝


 第99回全国高校野球選手権岩手大会第11日は19日、盛岡市の県営球場で、18日に雨天順延された準々決勝1試合が行われ、第3シード大船渡東が8−5でシード宮古を下し、2008年の開校以来初めて4強入りした。

 大船渡東は初回に尾崎龍(3年)の右前適時打などで3点を先制。六、七、八回に加点し、岩城大夢、佐藤飛勇(ともに3年)の継投で、宮古の追い上げをかわした。

 この日で4強が出そろい、盛岡大付、久慈、大船渡東の第1〜3シード(春季県大会上位3校)がそろって進出。盛岡四も勝ち上がり、シード校がベスト4を独占した。

 20日は休養日。21日に同球場で準決勝第1試合(午前10時)の盛岡大付−盛岡四、同第2試合の大船渡東−久慈(午後0時半)が行われる。

 先手必勝、果敢な攻め

 今大会は全試合で初回に得点し、主導権を握っている。この日も、試合前にベンチ前で指名された選手が声だしをする「伝統儀式」で盛り上がると、勢いそのままに先制パンチを繰り出した。

 一回1死後、2番磯谷柾弥(3年)は「初回が大事なので、なんとか塁に出たかった」と狙い球の変化球を捉えて右中間二塁打で出塁。その後2死二、三塁から、詰まりながらも右前に運び、2者を迎え入れた尾崎龍(3年)は「振り切った結果。試合の入りが大事」と抜群の集中力だった。

 今大会4試合目も初回に得点し、立ち上がりから自軍のペースで展開。真下徹監督は「継投を考える上で大きい」と勝利を重ねながら先手必勝のパターンを確立する。

 六回はセーフティーバントで走者を出し、4番山崎秀太(3年)の右中間三塁打で加点。七回は一走野々村和樹(3年)が犠打の間に、一気に三塁まで進み、犠飛で生還した。5犠打に足を絡めながら、長打も飛び出す多彩な攻めが光った。

 春季県大会で決勝進出を阻まれた久慈と、再び準決勝で相まみえる。2安打2得点の磯谷は「がんがん攻めていくのがチームカラー。久慈戦も初回から攻めて逃げ切りたい」ときっぱり。真下監督は「あとは気力。沿岸の代表として決勝に行きたい」と闘志をみなぎらせた。

 (斎藤孟)

【写真=大船渡東−宮古 1回表大船渡東2死二、三塁、尾崎(右)が先制の右前2点適時打を放つ。捕手門場、球審千田=県営】

第11日(7月19日)の試合結果
【県営球場】
◇準々決勝
1 2 3 4 5 6 7 8 9
大船渡東
3 0 0 0 0 2 1 2 0 8
宮古
0 0 0 0 1 0 4 0 0 5
[試合終了]
(2017/07/20)
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