ベスト8、まず4校 高校野球岩手大会第8日


 第99回全国高校野球選手権岩手大会第8日は15日、盛岡市の県営球場など2球場で4回戦4試合が行われ、シード花巻南は初、水沢工は26年ぶりに8強へ名乗りを上げた。第1シード盛岡大付は17年連続、シード盛岡四は3年ぶりに準々決勝に進出した。

 花巻南は延長十二回、福田純也(3年)が3点本塁打を放ち、水沢一に3−0でサヨナラ勝ち。水沢工は序盤に5点を挙げ、盛岡中央を6−4で下した。盛岡大付は3本塁打などで前回まで2年連続準優勝の一関学院をコールドで退けた。盛岡四は水沢商に7−0でコールド勝ちした。 

 第9日の16日も2球場で4回戦4試合が行われ、8強が出そろう。

 花巻南、延長サヨナラ

 劇的な一発で校史を切り開いた。花巻南は延長十二回、福田純也(3年)がサヨナラ本塁打。夏は初の8強入りを決めた。「夢みたいだった」。福田はダイヤモンドを回るうち、あふれる涙をこらえられなかった。

 この回2死後、途中出場の佐々木健翔(けんと)(2年)が意表を突いた。小技と足に自信を持ち、「自分らしいプレーで流れを変えよう」とセーフティーバントを決めると相手投手の動揺を誘い、次打者は死球で一、二塁。

 ここで福田。直球を「思い切って強く」振り抜くと、打球は左翼ポール際に吸い込まれた。「感触が良かった」と打った瞬間、笑みがこぼれる会心の一打だった。

 「暑い中、長い試合になり、投手も頑張っていた。主将も活躍していたので何とか自分も」。一つの大仕事が終わって安堵(あんど)し、涙にぬれた顔を手で覆いながら仲間に迎えられ、ホームを踏んだ。

 チームのテーマは「助け合い」。2年生の主力が多く、3年生では山崎飛雄馬(ひゅうま)主将と福田の2人が先発出場。二塁を守る山崎主将は九回2死二塁でセンターに抜けそうな打球に追い付いて絶体絶命のピンチを救い、チームを鼓舞した。

 君ケ洞卓朗監督は「応援の後押しもあり、学校一丸でつかんだ結果。やはり3年生の力は大きい」と感服した。

  (八重畑)

【写真=水沢一−花巻南 延長12回裏花巻南2死一、二塁、福田がサヨナラの左越え本塁打を放つ=花巻】

第8日(7月15日)の試合結果
【県営球場】
◇4回戦
1 2 3 4 5 6 7 8 9
一関学院
0 0 0 0 0 0 0 0
盛岡大付
0 1 3 1 0 0 2x 7
[コールドゲーム]
◇4回戦
1 2 3 4 5 6 7 8 9
水沢工
3 2 0 0 0 0 0 0 1 6
盛岡中央
0 2 1 0 0 0 0 0 1 4
[試合終了]
【花巻球場】
◇4回戦
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12
水沢一
0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0
花巻南
0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 3x 3
[試合終了]
◇4回戦
1 2 3 4 5 6 7 8 9
水沢商
0 0 0 0 0 0 0 0
盛岡四
2 1 0 3 0 0 1x 7
[コールドゲーム]
(2017/07/16)
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