ベスト16出そろう 高校野球岩手大会第7日


 第99回全国高校野球選手権岩手大会第7日は13日、盛岡市の県営球場など3球場で3回戦8試合が行われ、第2シード久慈、第3シード大船渡東など16強が出そろった。

 花北青雲は延長十回、2−1で遠野にサヨナラ勝ちし、5年ぶりの4回戦進出。久慈は5−0で千厩を完封し、大船渡東は同地区の高田を7−3で退けた。黒沢尻工、宮古のシード勢も3回戦を突破した。

 花巻北は盛岡一との古豪対決をコールドで制し、15年ぶりにベスト16入りを果たした。大東は7−1で岩谷堂に快勝し、盛岡三は七回コールドで岩手を退けた。

 休養日の14日は試合がなく、15日から熱戦を再開。県営、花巻の2球場で4回戦4試合が行われる。

 花北青雲、欠場の前主将へ届けた2勝目

 大会直前にヘルニアが再発し、ベンチ入りできなかった佐藤陽(あきら)前主将(3年)が見守る前でつかんだ2勝目。花北青雲が5年ぶりのベスト16入りを決めた。盛岡誠桜との初戦に勝った10日に佐藤は手術を終え、この日は球場に駆け付けた。

 「もう一度勝てよ」。佐藤から掛けられた言葉を力に変えた。延長十回2死二、三塁。6番泉沢※弥(同)は六回と八回にも同じ状況で打席が回り、2度とも好機をつぶしていた。

 スタンドから佐藤の声がはっきりと聞こえる。「大丈夫だ、落ち着け」。安心して打席に入り、直球を捉えた。快音を残して打球は中前へ。劇的なサヨナラ打となった。

 「陽ともう一度野球をするためには甲子園に行くしかない」。選手たちの頭にあるのはその思いだけだ。主戦瀬川悠維(るい、3年)は八回から登板。先頭打者にいきなり安打を浴びるも、鋭いスライダーを駆使して3アウト目は三振でぴしゃり。九回、十回はいずれも三者凡退に打ち取り、サヨナラ勝ちへの流れをつくった。

 8強を懸けて挑む次の相手は、春の県大会初戦で敗れた第2シード久慈。「リベンジする時がきた」と泉沢。まだ負けるわけにはいかない。

※は、「隆」の「生」の上に「一」

  (八重畑)

【写真=遠野−花北青雲 延長10回裏花北青雲2死二、三塁、サヨナラの中前打を放った泉沢(右)が仲間に迎えられる=花巻】

第7日(7月13日)の試合結果
【県営球場】
◇3回戦
1 2 3 4 5 6 7 8 9
久慈
0 0 0 0 2 0 0 0 3 5
千厩
0 0 0 0 0 0 0 0 0 0
[試合終了]
◇3回戦
1 2 3 4 5 6 7 8 9
福岡
0 0 0 0 0 0 0 0
黒沢尻工
0 1 3 0 0 2 1x 7
[コールドゲーム]
◇3回戦
1 2 3 4 5 6 7 8 9
大船渡東
1 3 0 2 0 0 0 0 1 7
高田
0 0 0 0 0 0 0 0 3 3
[試合終了]
【花巻球場】
◇3回戦
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10
遠野
0 0 0 0 0 1 0 0 0 0 1
花北青雲
0 0 1 0 0 0 0 0 0 1x 2
[試合終了]
◇3回戦
1 2 3 4 5 6 7 8 9
宮古
0 0 0 0 5 0 0 0 2 7
一関工
0 0 0 1 0 0 0 0 0 1
[試合終了]
◇3回戦
1 2 3 4 5 6 7 8 9
盛岡一
0 1 0 0 0 1
花巻北
0 1 0 3 7x 11
[コールドゲーム]
【森山総合公園球場】
◇3回戦
1 2 3 4 5 6 7 8 9
岩谷堂
0 1 0 0 0 0 0 0 0 1
大東
1 1 0 0 2 0 3 0 X 7
[試合終了]
◇3回戦
1 2 3 4 5 6 7 8 9
岩手
1 0 0 0 0 0 0 1
盛岡三
1 0 0 5 0 0 2x 8
[コールドゲーム]
(2017/07/14)
[PR]

トップへ