岩谷堂、8年ぶり初戦突破 高校野球岩手大会第5日


 第99回全国高校野球選手権岩手大会第5日は11日、盛岡市の県営球場など3球場で2回戦8試合が行われ、岩谷堂が一関高専に延長十一回の末、3−2でサヨナラ勝ちし、8年ぶりに初戦を突破した。

 21世紀枠で選抜大会に出場した不来方は前回4強の一関工に2−7で敗れ、初戦で姿を消した。シード黒沢尻工は専大北上を6−4で下し、前回まで3年連続4強の専大北上も初戦敗退となった。シード宮古は八回コールドで種市を退けた。

 大東は11−7で岩泉・宮古水産の連合チームを振り切った。福岡は水沢との伝統校対決を制し、盛岡三、岩手は大勝して3回戦へ進んだ。この日で全71校68チームが登場した。

 第6日の12日は3回戦に入り、3球場で8試合が行われる。

 好守光りサヨナラ呼ぶ

 終盤は何度も足を引きずった。何人もグラウンドにうずくまった。それでもボールに飛びついた。熱中症とみられる症状で5人の選手が足をつり、満身創痍(そうい)と思われた岩谷堂。「頑張れ」「立て」−。スタンドから響く声に後押しされ、窮地の場面で好守がサヨナラの流れを引き寄せた。

 延長十一回、一関高専2死三塁。左前に抜けそうなライナー性の打球に岩谷堂の三塁手伊藤大生(2年)が飛びつき、グラブに収めた。割れんばかりの歓声が起こった直後の攻撃。1番千葉優斗(2年)が中前打で出塁し、伊藤が初球で犠打を決める。

 続く3番中島理久(同)の打球は中堅手の後ろに落ち、8年ぶりの夏1勝を決めた。仲間の体力の限界が近づく中、「ここで決めないと心が折れると思った。みんないつもより動けている」と喜びをかみしめた。

 「エラーで自滅することが多かったチーム」(田村宏光監督)だが、全員で最後まで無失策を貫いた。

 (八重畑)

【写真=一関高専−岩谷堂 延長11回の攻防をサヨナラで制し、喜ぶ岩谷堂の選手=花巻】

第5日(7月11日)の試合結果
【県営球場】
◇2回戦
1 2 3 4 5 6 7 8 9
黒沢尻工
0 0 1 1 0 0 2 2 0 6
専大北上
1 0 0 0 0 0 1 0 2 4
[試合終了]
◇2回戦
1 2 3 4 5 6 7 8 9
岩泉・宮古水産
1 0 2 0 0 0 3 0 1 7
大東
1 3 0 1 1 0 0 5 X 11
[試合終了]
◇2回戦
1 2 3 4 5 6 7 8 9
北上翔南
0 1 0 0 0 0 0 1
岩手
0 1 1 8 0 0 X 10
[コールドゲーム]
【花巻球場】
◇2回戦
1 2 3 4 5 6 7 8 9
種市
0 0 0 0 2 2 0 0 4
宮古
0 1 2 3 0 2 0 3x 11
[コールドゲーム]
◇2回戦
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11
一関高専
2 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 2
岩谷堂
0 0 0 0 1 0 0 0 1 0 1x 3
[試合終了]
◇2回戦
1 2 3 4 5 6 7 8 9
盛岡商
0 0 0 0 0 0
盛岡三
2 0 2 8 X 12
[コールドゲーム]
【森山総合公園球場】
◇2回戦
1 2 3 4 5 6 7 8 9
福岡
0 0 3 1 0 1 2 1 2 10
水沢
0 0 0 0 0 0 1 1 2 4
[試合終了]
◇2回戦
1 2 3 4 5 6 7 8 9
一関工
5 0 0 2 0 0 0 0 0 7
不来方
0 0 0 1 0 1 0 0 0 2
[試合終了]
(2017/07/12)
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