大船渡東が逆転勝ち 高校野球岩手大会第4日


 第99回全国高校野球選手権岩手大会第4日は10日、盛岡市の県営球場など3球場で2回戦8試合が行われ、第3シード大船渡東は最終回に逆転し、6−4で一関二に競り勝った。

 花巻北は宮古商に7−5で逆転勝ち。第2シード久慈は8−1の七回コールドで一関修紅を下した。遠野は盛岡農に10−3の七回コールドで圧勝し、6年ぶりに夏1勝を挙げた。創部1年目で初出場の盛岡誠桜は1−10で花北青雲にコールド負け。ともに前回ベスト8の高田と千厩はコールド発進し、盛岡一は釜石商工を4−0で零封した。

 第5日の11日は3球場で2回戦8試合が行われる。出場71校68チームが初戦を終え、3回戦進出32校が出そろう。

 復帰の4番、大仕事

 「抜けてくれ」。九回1死一塁。肩のけがから復帰した4番山崎秀太(3年)が祈る思いで見つめた打球は左翼手の頭上をわずかに越え、決勝打となった。

 第3シード大船渡東は土壇場で勝負強さを発揮。「だから春勝ったから夏勝てるなんて、とんでもないと言ったでしょ」と真下徹監督は汗を拭った。

 1点を追う最終回、1番野々村和樹(3年)が四球を選び出塁。犠打で好機をつくり、3番佐藤啓太(同)が同点の右前適時打で主砲につなぐ。

 この夏に懸け、帰ってきた山崎。「無理して後悔するのは自分だぞ」。真下監督の言葉を受け、負傷中だった春の東北大会では不本意ながら代打での出場を選んだ。「みんなの力で打たせてもらった」と笑顔と声を絶やさないチームメートに感謝した。

 主将の野々村は初回、右越えに先頭打者本塁打を放ち、チームの初戦の硬さを和らげた。「最終回は頼りになる仲間が返してくれた」。頂点を目指す今後の戦いに向け、選手間の絆が強まった。

(八重畑)

【写真=大船渡東−一関二 9回表大船渡東1死一塁、山崎が左越え二塁打を放ち、5−4と勝ち越す。捕手千葉満、球審藤原=県営】

第4日(7月10日)の試合結果
【県営球場】
◇2回戦
1 2 3 4 5 6 7 8 9
一関修紅
0 0 0 0 1 0 0 1
久慈
1 0 4 0 0 2 1x 8
[コールドゲーム]
◇2回戦
1 2 3 4 5 6 7 8 9
盛岡農
1 0 0 0 1 0 1 3
遠野
0 0 0 2 0 5 3x 10
[コールドゲーム]
◇2回戦
1 2 3 4 5 6 7 8 9
大船渡東
2 0 0 1 0 0 0 0 3 6
一関二
0 0 0 1 0 3 0 0 0 4
[試合終了]
【花巻球場】
◇2回戦
1 2 3 4 5 6 7 8 9
千厩
0 4 0 0 1 2 0 7
金ケ崎
0 0 0 0 0 0 0 0
[コールドゲーム]
◇2回戦
1 2 3 4 5 6 7 8 9
宮古商
1 0 0 3 0 1 0 0 0 5
花巻北
0 0 3 0 1 0 1 2 X 7
[試合終了]
◇2回戦
1 2 3 4 5 6 7 8 9
一戸
0 0 0 0 0 0
高田
9 0 0 2 X 11
[コールドゲーム]
【森山総合公園球場】
◇2回戦
1 2 3 4 5 6 7 8 9
盛岡誠桜
0 0 0 1 0 0 0 1
花北青雲
0 0 3 1 6 0 X 10
[コールドゲーム]
◇2回戦
1 2 3 4 5 6 7 8 9
盛岡一
1 0 0 0 3 0 0 0 0 4
釜石商工
0 0 0 0 0 0 0 0 0 0
[試合終了]
(2017/07/11)
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