12人水沢商、延長制す 高校野球岩手大会第2日


 第99回全国高校野球選手権岩手大会第2日は8日、盛岡市の県営球場など3球場で1、2回戦9試合が行われ、水沢商は延長十四回の末、4−3で久慈東を下し、3回戦に進出した。1回戦の一関修紅は5−4の延長十一回サヨナラで花泉に勝利し、住田にコールド勝ちした一関二とともに2回戦に進んだ。2回戦では、西和賀が9−8で紫波総合にサヨナラ勝ちし、9年ぶりの夏1勝を挙げた。シード勢は盛岡四が軽米に大勝し、花巻南は平舘との競り合いを制し初戦突破。昨秋県大会4位の花巻農、大船渡、水沢一も3回戦へ進んだ。第3日の9日は3球場で2回戦9試合が行われる。

 小沢が会心の左前打

 選手12人の水沢商が3時間13分の激闘を勝ち抜き、晴れやかに校歌を歌った。

 十四回。ここまで無安打の昆野紘稀主将(3年)が得意のセーフティーバントを決め、敵失を誘う。主戦遠藤那也(2年)が敬遠された後の2死一、三塁。小沢楓真(2年)は「(遠藤)那也が足を痛めて頑張っていたので、ここで決めたかった」と会心の一打を左前に運んだ。

 左腕遠藤は「体は動かない。気持ちを強く持とう」と声を出しながら、腕を振った。最後の打者を二ゴロで仕留め181球の熱投を締めくくり「やっと終わった」とほっとした表情を浮かべた。

 直球主体の投球で、リズムよくアウトを重ねた。八回は自らの適時打で追い付き、十回は勝ち越し打を放った。初戦突破まで、残り1アウトに迫ったが、甘く入った球を痛打された。

 気温は30度を超え、延長に入ると両脚がつりそうな状態。同点打を許した後は気持ちを強く、体はリラックスして投げようと切り替えた。すると十一回のサヨナラのピンチ、十三回の無死の走者も無失点で切り抜けた。

 「明日まで試合をやってもいいんじゃないか。流れが来たらそれに乗ろう」。小山智之監督が選手をリラックスさせ、持ち味を発揮させた。

(斎藤孟)

【写真=水沢商−久慈東 延長14回表水沢商2死一、三塁、小沢が左前打を放ち、4−3と勝ち越す。捕手村塚、球審坂本=花巻】

第2日(7月8日)の試合結果
【県営球場】
◇2回戦
1 2 3 4 5 6 7 8 9
盛岡四
0 0 5 1 1 3 0 10
軽米
0 1 0 1 0 0 1 3
[コールドゲーム]
◇2回戦
1 2 3 4 5 6 7 8 9
花巻農
0 0 0 1 4 1 0 0 3 9
盛岡市立
0 0 0 0 4 0 0 1 0 5
[試合終了]
◇2回戦
1 2 3 4 5 6 7 8 9
平舘
0 0 0 0 0 0 1 0 0 1
花巻南
1 0 1 0 0 1 0 0 X 3
[試合終了]
【花巻球場】
◇2回戦
1 2 3 4 5 6 7 8 9
紫波総合
2 3 2 1 0 0 0 0 0 8
西和賀
3 3 0 1 0 0 1 0 1x 9
[試合終了]
◇2回戦
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14
水沢商
0 0 1 0 0 0 0 1 0 1 0 0 0 1 4
久慈東
0 0 0 2 0 0 0 0 0 1 0 0 0 0 3
[試合終了]
◇2回戦
1 2 3 4 5 6 7 8 9
水沢一
0 2 0 0 5 0 0 0 0 7
黒沢尻北
0 1 0 0 0 0 0 0 1 2
[試合終了]
【森山総合公園球場】
◇1回戦
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11
花泉
0 1 0 0 0 0 0 3 0 0 0 4
一関修紅
0 0 0 3 0 1 0 0 0 0 1x 5
[試合終了]
◇1回戦
1 2 3 4 5 6 7 8 9
住田
0 0 0 0 0 0 0
一関二
1 4 0 3 0 2x 10
[コールドゲーム]
◇2回戦
1 2 3 4 5 6 7 8 9
大船渡
0 2 0 1 0 1 0 0 1 5
盛岡北
0 0 0 0 1 0 0 2 0 3
[試合終了]
(2017/07/09)
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