賢治の命日に思い寄せて 花巻、住民らが朗読や歌


 詩人、童話作家の宮沢賢治の命日に毎年開催する賢治祭(宮沢賢治記念会主催)は21日、花巻市桜町の雨ニモマケズ詩碑前広場で開かれた。地元住民らによる詩の朗読や歌などが披露され、参加者は賢治が思い描いたイーハトーブの世界を体感した。

 住民や全国のファンら約300人が参加。黙とうと精神歌斉唱で始まり、南城小4年生の合唱や、南城中3年の藤本透生(とうい)さん、藤原絆夏(きずな)さん、太田愛理さん、佐々木冬花さんの「母に云う」の詩の朗読などでステージを飾った。

 日が暮れるとかがり火がたかれ、幻想的な雰囲気の中で花巻南高演劇部が賢治作品を題材にした演劇を披露した。童話「狼森(おいのもり)と笊森(ざるもり)、盗森(ぬすともり)」のワンシーンを模倣した場面で演者が「ここに家を建ててもいいか」と叫ぶと、会場からは「いいぞ」。物語の世界を再現したような展開が賢治ファンを喜ばせた。

【写真=宮沢賢治の詩を朗読する南城中の(右から)藤本透生さん、藤原絆夏さん、太田愛理さん、佐々木冬花さん】

(2017/09/23)
[PR]

トップへ