賢治研究の3人たたえる 花巻でイーハトーブ賞贈呈式


 花巻市の第26回宮沢賢治賞・イーハトーブ賞贈呈式は22日、同市大通りのなはんプラザで行われ、賢治精神に基づく実践的活動を評価するイーハトーブ賞の司修(つかさおさむ)さん(80)=東京都武蔵村山市=ら受賞者3人の功績をたたえた。

 市民ら約250人が出席し、上田東一市長が賞状を贈呈。絵画やエッセーなど多分野で活躍する司さんは「賢治と同じ時代を生きた母を思い出す。字が読めず新聞を書き写し勉強して、母は僕からの手紙を読もうとしていた。生誕120年の記念の年に受賞でき感動的だ」とあいさつした。

 宮沢賢治賞は該当者なしで、同奨励賞の特装本「賢治曼陀羅(まんだら)蔵書票」全12巻などを手掛けた加藤昌男さん(76)=兵庫県篠山市=は「これで賢治を卒業と思ったが『もうちょっとやってみなはれ』と背中を押された気分だ」と喜びを語った。

 イーハトーブ賞奨励賞に輝いた盛岡市出身で定期朗読を14年間継続する野口田鶴子(たづこ)さん(69)=横浜市=は「地味な活動を評価していただいた。人に聞いてもらって初めて完成する仕事で、支えてくれた方々とともに受賞したと考えたい」と感謝した。

【写真=上田東一市長からイーハトーブ賞の賞状を受ける司修さん(右)】

(2016/09/23)
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