賢治詩碑完成、復興の支えに 浪板海岸に


 大槌宮沢賢治研究会(佐々木格(いたる)会長)は大槌町浪板海岸の三陸花ホテルはまぎくに宮沢賢治の詩「暁穹(ぎょうきゅう)への嫉妬」の碑を建立し、19日、現地で除幕式を行った。

 式には地域住民ら約70人が参加。佐々木会長は「全国の皆さまの支援のおかげで建立することができた。詩碑の完成をきっかけに各市町村と連携を深めて、震災からの復興を目指していきたい」とあいさつ。平野公三町長ら関係者とともに除幕した。

 詩碑は安山岩で作られ、高さ約2・2メートル、幅約1・2メートル。「薔薇輝石(ばらきせき)や雪のエッセンスを集めて、ひかりけだかくかゞやきながら、その清麗なサファイア風の惑星を溶かさうとするあけがたのそら」と刻まれた。

 賢治は1925(大正14)年に八戸から釜石まで旅をした時に、同町に関する内容の詩を2編書き残している。今回の詩碑はその1編で、賢治は、朝焼けの空の色をバラ色に近い色合いの「薔薇輝石」という鉱石で表現している。

【写真=除幕式で詩碑の完成を祝う佐々木格会長(中)】

(2016/09/20)
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