啄木ゆかりのふすま絵公開 盛岡・宝徳寺


 第105回啄木忌(実行委主催)は13日、啄木が1歳から18歳まで育った盛岡市渋民の宝徳寺(遊座芳匡(ほうきょう)住職)で行われた。生誕130年に当たる今年は、啄木が見て育ったふすま絵「松桜(まつさくら)図」を9年ぶりに公開。参加者は啄木が暮らした当時の様子をしのんだ。

 市内外から約150人が参列した。実行委の竹田孝男委員長は「約100年前の閉塞(へいそく)した時代に、啄木は新しき明日が来ると信じ孤独や望郷の歌を作り、日本の心を織り込んだ」とあいさつ。啄木と妻節子の遺影を飾った本堂に読経が響く中、参列者が焼香した。

 ふすま絵は啄木の書斎を復元した部屋で公開された。ふすま絵を描いた渋民の絵師・沼田北村(ほくそん)の子孫である専門学校教員中村将洋さん(45)=盛岡市肴町=も訪れ「祖先が描いた作品を啄木も見ていたと思うと感慨深い」とじっくり眺めていた。

【写真=石川啄木が書斎として使っていた部屋で、先祖が描いたふすま絵「松桜図」を鑑賞する中村将洋さん(奥)ら=13日、盛岡市渋民・宝徳寺】

(2016/04/14)
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