ILC、短縮計画8日決定 物理学者国際会議


 宇宙誕生初期の状態を再現する巨大実験装置・国際リニアコライダー(ILC)について、世界の物理学者の国際組織がカナダ・オタワで開かれる会議で7日(日本時間8日)、全長を31キロから20キロに短縮する「ステージング」を正式に決める。

 ILCは直線型で、地下のトンネル内に設置。両端から電子と陽電子という微小な粒子を飛ばしてほぼ光速に加速。中央で衝突させて反応を調べる。衝突により138億年前のビッグバンに匹敵する高エネルギー状態の再現を目指す。

 当初計画より全長を短くすることで、実現に向け最大の課題だった8300億円の建設費を5千億円程度まで減らせる見込み。本県と宮城県にまたがる北上山地(北上高地)が世界最有力の建設候補地とされる。文科省は国内誘致の可否判断に向け、有識者会議で技術設計や人材育成、管理運営体制などを検討している。

(2017/11/07)
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