政府方針、早期決定を 仙台でILC推進協、決議採択


 【仙台支社】国際リニアコライダー(ILC)の誘致を目指す東北ILC推進協議会は28日、仙台市内で2017年度の総会を開き、日本政府に国内誘致方針の早期決定を求める決議を採択した。誘致の可否判断が迫る本年度は実現に向けて正念場となり、東北一丸で受け入れ態勢の構築を加速させることを確認した。

 共同代表の里見進東北大総長、高橋宏明東北経済連合会名誉会長や達増知事ら東北の産学官から約160人が出席。里見総長は「昨年12月の国際学会で初期投資を抑えることが大筋合意され、局面が大きく動こうとしている。実現に向け政府に積極的に働き掛けていく」とあいさつした。

 協議会役員の決意表明で、達増知事は「本県もやるべきことをしっかり取り組む。日本、世界で建設が決定されるよう頑張っていこう」と訴えた。

 決議内容は日本政府に対し、実現に向けた国内の取り組み状況の海外発信を要請。ILCに用いる超電導加速器技術での日米中心の共同開発推進などを求め、国内誘致の早期決定を促す。決議を踏まえ、5月に政府要望を行う。

(2017/04/29)
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