国際研究機関の体制を検討 ILC有識者会議


 【東京支社】文部科学省の国際リニアコライダー(ILC)に関する有識者会議の「体制及びマネジメントの在り方検証作業部会」(座長・観山(みやま)正見元国立天文台長)は7日、同省で2回目の会合を開いた。ILCを運用する国際研究機関の体制について検討した。

 委員14人が「国際研究機関への共同参画の在り方」を議題に協議。委員の九州大の川越清以(きよとも)先端素粒子物理研究センター長は、スイスの欧州合同原子核研究所(CERN)のアトラス実験など国際共同実験の運営体制を説明した。

 その上でILCについて「想定される実験グループは、すでに国際的、組織的な準備を始めている。日本の研究機関が意思統一し、優秀な人材の確保や若手研究者の育成を進めることが重要だ」などと指摘した。

 ILCは本県の北上山地(北上高地)が世界最有力の建設候補地とされる。同部会は7月までに報告書をとりまとめる予定。日本政府は有識者会議の検討などを経て、2017年末から18年ごろに国内誘致の可否を判断するとみられる。

(2017/04/08)
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