ILC誘致、コスト削減で「可能性上昇」 奥州で講演会


 国際リニアコライダー(ILC)の東北誘致に向けた講演会(国際経済政策調査会、いわてILC加速器科学推進会議主催)は11日、奥州市水沢区の市文化会館で開かれ、東京大素粒子物理国際研究センターの山下了(さとる)特任教授がILC計画の現状について説明した。

 約400人が参加。山下氏は、国際研究者組織の2017年の重要な動きとして、実験装置の初期コスト削減を挙げた。当初計画の全長31キロより短い距離で建設し、段階的に装置を拡張する方法で、昨年12月に盛岡市で開かれた国際学会で手法が議論された。研究者組織が5月ごろまでに計画を取りまとめ、8月に決定するという見通しを示した。

 山下氏は「外国との予算分担、日本の負担軽減に直結する大きな決断になる。研究は段階的になるが、計画実現の可能性は格段に上がる」と強調した。

【写真=「コスト削減で計画実現の可能性は格段に上がる」と強調する山下了氏】

(2017/03/12)
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