ILC運営組織体制の検証開始 文科省の有識者会議


 【東京支社】文部科学省の国際リニアコライダー(ILC)に関する有識者会議の「体制及びマネジメントの在り方検証作業部会」(座長・観山(みやま)正見元国立天文台長)は9日、同省で初会合を開き、ILCを運営する場合に必要となる国際研究機関の体制や管理運営の在り方など論点を確認した。国際研究機関を設置する際の生活環境や社会基盤整備についても議論する。体制面の具体的な検証を重ね、7月に報告書をとりまとめる。

 作業部会は、日本学術会議が文部科学省に示した各項目の重要課題に対応して設置され、今回が四つ目。科学者ら14人で組織する。

 同日の会議では、今後の論点を確認。ILCに必要となる国際研究機関について、準備組織のモデルや移行の筋道、建設や運用段階でのガバナンス、財務モデルなどを検証する。

 国際研究機関を日本に設置する場合の国内の研究機関や大学、産業界の参画の検討、既存の大型国際プロジェクト事例との比較も行う。併せて、関係する人口想定のほか、求められる住宅や教育、医療などの生活環境、交通や情報通信などの社会基盤を含めた周辺環境整備についても議論する。

(2017/03/10)
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