ILC東北誘致、専門の小委員会設置 国際加速器委


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 【東京支社】世界の素粒子物理学研究所のトップらでつくる国際将来加速器委員会(ICFA)のヨアヒム・ムニック委員長ら日米欧の主要メンバーは26日、東京都内で記者会見し、国際リニアコライダー(ILC)の実現を目指して専門の小委員会を設置すると発表した。岩手、宮城両県にまたがる北上山地(北上高地)での建設を想定し、技術的な課題を検討していく。世界の有力研究所の新たな連携の動きが、日本の誘致決断や国際協力の構築に弾みを付けるかも注目される。

 会見はICFAの総会に合わせて開かれ、ムニック氏(ドイツ電子シンクロトロン、DESY)と欧州合同原子核研究所(スイス、CERN)のファビオラ・ジャノッティ所長、米フェルミ国立加速器研究所のナイジェル・ロッキヤー所長、高エネルギー加速器研究機構(茨城県つくば市、KEK)の山内正則機構長の4人が出席した。

 ムニック氏は「ICFAは日米欧だけでなくロシアや中国、韓国なども参加し、彼らも学術的な理由でILCを支援している。われわれと同じ熱い気持ちで賛成している」と述べ、実現に意欲を示した。

【写真=国際将来加速器委員会にILC実現に向けた小委員会を設置すると記者会見で発表する日米欧の主要メンバー=26日、東京都内】

(2016/02/27)
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