【釜石】津波の教訓、子どもに 伝承施設の展示内容議論


 釜石市鵜住居(うのすまい)町に整備する市鵜住居地区津波伝承施設の展示運営委(森本晋也委員長)は19日、市役所で第2回会合を開き、子どもたちを主な対象として、記憶と教訓をつなぐとする展示の方向性を確認した。大勢が亡くなった鵜住居地区防災センターの紹介など、犠牲者や遺族に十分配慮しながら印象的な展示内容を探ろうと議論を重ねた。

 委員ら約30人が出席。市は展示素案を示し▽被災概況と発生1週間の様子▽同センターの被害▽子どもたちの避難行動▽未来へのメッセージ−の4テーマで紹介するとした。遺物やジオラマなどを用い、震災を経験した子どもへのインタビューもパネルや映像で流すと説明した。委員らは、子どもたちに伝える場、学びの場とするとの展示方針で、ほぼ一致した。

 次代への継承に関し、委員たちは「津波の恐怖や『てんでんこ』の意味を印象的に伝える工夫を」「怖さだけでなく、入念に備えたから助かったという要素を打ち出してほしい」「手で触れたり音や映像を効果的に使いたい」と促した。

【写真=子どもたちにどう伝えるか、展示内容を話し合う委員たち】

(2017/12/21)
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