【陸前高田】被災松に託す祈り 荘厳寺が開眼法要


 陸前高田市竹駒町の浄土宗荘厳(しょうごん)寺(三宮憲定住職)は12日、東日本大震災津波で被災した高田松原の松を使った阿弥陀如来像の開眼法要を営んだ。京都府南丹市の京都伝統工芸大学校の学生らが、津波の悲劇を忘れず、犠牲者の冥福を末永く祈ってほしいと願い制作。参加者は、震災から6年8カ月を経た古里の安寧を祈った。

 檀家(だんか)ら約30人が参列。本堂で仏像を除幕し、経をささげた。仏像は寄せ木造りで高さ90センチ。台座と光背を合わせると約170センチ。市内の製材所が保存していた松を同大学校に送り、仏像彫刻師や学生が1年かけて仕上げた。

 松は節が多く仏像制作に向かないが、節の部分を削り埋木をして補い、漆を塗り重ねて古色を出した。

【写真=高田松原の松で作った仏像に経をささげる出席者】

(2017/11/14)
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