震度6強以上で元本返済免除 岩手銀、法人向け融資へ


 岩手銀行(田口幸雄頭取)は震度6強以上の大地震が発生した際、貸出金の元本返済を免除する法人向け融資の取り扱いを始める。免除は法人の直接、間接の被害に関係なく行う。法人は東日本大震災のような災害時の二重ローンなどを軽減でき、銀行は取引先のリスク対策に加え、収益への貢献が見込める。3月中に1回目の融資を実行する方針。発生から間もなく7年となる震災の教訓を生かし、事業継続計画(BCP)の作成などと合わせた総合的な災害対策の支援が期待される。

 地銀で同様の商品を扱うのは広島銀行に次ぎ2行目。法人(個人事業者は除く)が選ぶ1カ所の震度観測点(気象庁所管)で震度6強以上の地震が起きた場合、事前に決めた免除割合(100%または50%)で元本返済を免除する。観測点は事業所や工場のほか、遠隔地でも事業実施に不可欠な物流拠点、取引先などがある場所付近を想定。銀行側が示した複数の観測点候補から法人が選ぶ。

 融資は3千万円以上。使途は耐震化など地震対策に限らず運転、設備資金ともに可能。期間は5年で借り手は1年ごとに利息を支払い、元金は最後に一括返済する。金利は固定で個社別に決めるが原則、通常よりは高くなる。

(2018/02/14)
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