離型技術で経産大臣賞 盛岡・東亜電化と県工業技術センター


 金属表面処理の東亜電化(盛岡市、資本金3500万円、従業員106人)と県工業技術センターの研究グループは第7回ものづくり日本大賞の製造・生産プロセス部門で経済産業大臣賞を受けた。金型から樹脂を容易に引き離す離型膜形成技術「TIER(ティア)コート」を共同開発し、国内ものづくり産業の振興に貢献したことが評価された。本県からの経済産業大臣賞は2015年のいおう化学研究所(盛岡市)に続き2件目。

 受賞したのは東亜電化の千葉裕開発技術部長(56)、粕谷昌弘さん(52)、小野豪哲(としあき)さん(42)、同センターの鈴木一孝機能表面技術部長(56)、村松真希主任専門研究員(35)。

 ティアコートは樹脂の離型性に優れたフッ素系有機化合物の膜と金型を、岩手大で研究が進められてきた硫黄化合物トリアジンチオールで接合させる技術。樹脂成形部品を製造時、金型から樹脂をはがれやすくする。膜が薄いため金型表面にムラが出ず、高い精度が求められる部品製造に有効だ。膜の耐久性も高いため加工回数が減り、コスト削減や効率化につながる。

【写真=ものづくり日本大賞の経済産業大臣賞を受けた東亜電化の(左から)粕谷昌弘さん、小野豪哲さん、千葉裕さん】

(2018/02/02)
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