防災教育、小中高で連携 県教委、宮古と久慈に指定校


 県教委は2017年度、沿岸部の学校の防災力向上を目指し、新たな取り組みをスタートする。宮古市と久慈市で一つのグループを組んだ小中高校を、モデル的に復興教育を展開する「地域連携型指定校」とし、教員や児童生徒が災害を想定した訓練や被災者支援などに参加。これまで主に学校単位だった復興防災教育の質を高め、学校を起点に地域全体の取り組みにも広げていく。

 指定校は宮古市が藤原小、河南中、宮古水産高の3校。久慈市が久慈小、久慈中、久慈東高の3校。高校が事務局を務め、連携校同士で具体的な取り組みを決める。

 宮古水産高(楳原(うめはら)健校長、生徒244人)は宮古港藤原埠頭(ふとう)に停泊する県共同実習船「りあす丸」と「海翔」で5月に行う非常時対応訓練に連携校の児童生徒や地域住民の参加を促す。船内で炊き出しを行い、参加者に提供する。

 伊勢和宏副校長は「炊き出しは災害時に実習船が果たす役割の一つ。児童生徒や住民が知ることは海洋教育にもなる」と強調する。

(2017/04/06)
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