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世界の科学者、続々と 北上山地周辺でILC関連会議



 本県の北上山地(北上高地)の周辺で、国際リニアコライダー(ILC)に関連する三つの国際会議が相次いで開かれる。27日には一関市で、粒子の衝突実験に用いる陽電子の国際研究会「POSIPOL(ポジポル)2014」が開幕。9月には加速器実験で反応を調べる測定器設置に関し、二つの会議が一関、奥州両市で開かれる。国内外から総勢150人近い研究者が訪れ、技術面の協議や現地視察などを予定。計画実現に向けた世界的なムードの高まりが背景にあり、詳細な検討作業が本格化しそうだ。

 「ポジポル」は一関図書館を主会場に29日まで開かれ、米国や欧州など8カ国、34人が参加。岩手大工学部の成田晋也教授らも加わり、陽電子の生成技術の高度化などを探る。

 同市では9月4〜6日にも、ILC計画を推進する国際研究者組織リニアコライダー・コラボレーション(LCC)の2部門が合同会議を開催。10カ国、25人程度が集い、測定器を設ける地下空洞の構造や加速器との接続などを検討する。

 同6〜9日には奥州市で、ILCの測定器「ILD」の研究グループの年次会議が開かれ、15カ国、85人程度が参加する。北上山地の条件に合う設計方針を話し合うほか、同市職員や米国出身の県海外情報発信専門員らを交えたまちづくりセッションも予定する。

【写真=国際研究会に参加し、オープニングトークに耳を傾ける研究者たち。3日間、陽電子について議論を展開する=27日、一関市・一関図書館】

(2014.8.28)

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