WWW http://www.iwate-np.co.jp

音楽通じ子どもたちケア 大槌町が東京の法人と調印



 大槌町は本年度、子どもたちの豊かな心を育むための音楽教育システム「エル・システマ」を導入する。同システムは約40年前にベネズエラで発祥し、どんな状況の子どもでも音楽に親しみ、合奏や合唱を通じて人と交流できる環境を無償で提供しようと生まれた。楽器の提供のほか、指導員の派遣や地域の音楽教室を開催し、被災地の子どもたちの心のケアにつなげる。

 同町と、事業を実施する一般社団法人エル・システマジャパン(東京都中央区、菊川穣代表理事)の調印式は28日、同町上町の役場で行われた。

 同システムは既に50カ国以上で導入され、日本では福島県相馬市に続き2カ所目。同町は学校に限らず町民の吹奏楽団もあるなど管楽器が盛んで、まずは6月の大槌中と吉里吉里中の合同練習に指導員を派遣する予定だ。今後は遊び場が少ない被災地の子どもたちの「居場所」として、未就学児や小学生も参加できる無料音楽教室なども検討する。

【写真=音楽教育システム導入協定書を掲げる菊川穣代表理事(右)と碇川豊町長】

(2014.5.29)


トップへ