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月命日、一人でも家族の元に 宮古署、山田で集中捜索



 東日本大震災から3年2カ月の月命日を迎えた11日、宮古署(伊藤徳博署長)は山田町大沢地区で行方不明者を集中捜索した。署員14人は「行方不明者の家族にとって月命日は特別な日」と帰りを待つ被災者に寄り添い、手掛かりを捜した。

 同地区の浜川目仮設住宅近くの海岸線を中心に捜索。とび口で砂利を探り、漂着物や岩の下も丁寧に確認した。

 周辺は津波で壊された県道や防潮堤の一部が今も残り、被害の大きさを物語る。沖縄県警から出向している&ロ(ぎぼ)裕之巡査部長(27)は「震災直後の被害がわかる物が今も残っているのに驚いた。少しでも手掛かりを見つけたい」と意気込んだ。

 指揮を執った山田良春地域課長は「被災者にとって月命日は他の日とは違う。捜索を形式的なものにせず続けていきたい」と月命日に捜索する意義を語った。

【写真=とび口を使い、行方不明者の手掛かりを捜し求める宮古署員=11日、山田町大沢地区】

(2014.5.12)


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