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全署に震災不明者の冊子 県警、閲覧で情報得やすく



 東日本大震災犠牲者の身元の継続捜査を行っている県警は、身元確認を進めるため、遺体は発見されているが身元が判明していない犠牲者の似顔絵や所持品をまとめたファイルを作製し、県内全17署と沿岸3署の交番、駐在所に備え付けた。担当の捜査1課は「一日でも早く、一人でも多く、ご遺体を家族の元にお返ししたい。情報を寄せてほしい」と呼び掛ける。

 ファイルはA4判28ページでフルカラー。身元が判明していない15人の似顔絵、身に着けていた衣類や時計、アクセサリーなどの所持品の写真を掲載。似顔絵作製が難しい13人分は、所持品や衣類の写真を載せた。身体特徴などの説明や発見場所も記している。

 これまで、県警ホームページに載せていたが、一覧性を高め一目で似顔絵と所持品を見られるように工夫。高齢者らインターネットを使い慣れていない人に配慮し、最寄りの警察署や交番、駐在所で閲覧できるようにした。

 遺体は発見されたが身元の特定に至っていない遺体は5日現在、67体。佐藤力也捜査1課長は「一人でも多くの人に見てもらい気付いたことを連絡してほしい。最後の1人までご遺体をご家族の元に届けるため、手掛かりを寄せてほしい」と語る。

【写真=県警が県内17署や沿岸署の交番、駐在所に備え付けた東日本大震災身元不明者の似顔絵、所持品ファイル】

(2014.5.7)


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