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大槌にカキ浄化施設 東京の企業、レストランを併設



 オイスター(カキ)バー・レストランを全国展開するヒューマンウェブ(東京都、吉田秀則社長、資本金6250万円)が、大槌町にレストラン併設のカキ浄化殺菌施設の建設計画を進めていることが分かった。三陸全域からカキを仕入れ、全国の直営店などに生ガキやカキフライなどの加工品を出荷、国内のカキ加工販売の一大拠点化を目指す。震災後、県外から同町への企業誘致は初のケースで、開業は2015年となる見通しだ。

 盛岡市出身の吉田社長が本県被災地の復興に貢献しようと決断。同町安渡地区の県有地4500平方メートルに延べ床面積約2千平方メートルの施設「大槌牡蠣(かき)ノ星」(仮称)を建設する。

 年間1800万個の処理が可能なカキの浄化殺菌水槽24基を備え、良質の生ガキを出荷する。併設するレストランでは生ガキや海鮮料理を提供。被災地のコミュニティー活性化のためイベントスペースも設ける方針だ。

 同社は年商約27億円のオイスターバー業界最大手。広島県呉市にあるカキの浄化殺菌施設「日本かきセンター」を傘下に置く。国内第2号となる大槌町の施設は災害時のリスク回避も見据えて計画。生産から流通、販売を地元で一元化する6次産業化の拠点とも位置づける。

(2013.9.28)


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