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陸前高田の残土、気仙沼へ 県境越え初の融通



 東日本大震災復興の公共工事に伴い、陸前高田市で発生した残土が2日、気仙沼市の土地かさ上げに必要な量を補うため運び出された。

 土の不足で、事業が停滞する恐れがあるため両市が連携した。岩手、宮城、福島3県の復興工事で、県境を越えて土を融通するのは初めて。

 この日は、陸前高田市の高台での宅地造成などで出た残土を、大型トラック23台が仮置き場から気仙沼市へ搬出した。来年2月までに7万立方メートルを運び出し、気仙沼市の水産加工団地のかさ上げ事業などに使う予定。陸前高田市の担当者は「関係を密にして土を無駄なく活用したい」と話した。

 3県は昨年度から、土を補い合う方策を協議してきた。ことし3月の予測では、本県の事業では切り土と盛り土の差し引きで約1670万立方メートルが余る一方、福島県では約1530万立方メートルが不足している。

 宮城県全体ではほぼ過不足がないものの、地域の偏りがあり、気仙沼市では160万立方メートルが足りないという。

(2013.9.3)


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