犠牲者を静かにしのぶ 震災から1年3カ月
東日本大震災の月命日となる11日、津波で壊滅的な被害を受けた本県沿岸部では、被災した建物跡に花を手向ける住民の姿があった。4671人の死者と1218人の行方不明者を出したあの日から1年3カ月。「亡くなった人たちを忘れはしない」。初夏の青空の下、人々は静かに犠牲者をしのび、いまだ行方が分からない家族らの帰りを切に願った。
津波の傷痕が色濃く残る大槌町新町の役場前。伊藤正治町教育長は献花台に手を合わせ、犠牲となった町職員40人の冥福を祈った。
自身も役場で被災し、奇跡的に生き延びた。「彼らの思いを決して無駄にしない」と庁舎を仰いだ。
行方が分からないままの家族らの帰りを待つ人々の思いは募る。
【写真=「忘れていないと(亡き仲間たちに)伝えたい」。思いを込め役場庁舎前で手を合わせる伊藤正治大槌町教育長(右)=11日午後3時20分、大槌町新町】
(2012.6.12)
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