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飯舘村の名産カボチャ代理栽培へ 遠野のNPO法人



 「飯舘村の名産カボチャを未来へつなぐ」。NPO法人遠野まごころネット(多田一彦理事長)は、東京電力福島第1原発の事故で計画的避難区域となった福島県飯舘村のオリジナル品種カボチャ「いいたて雪っ娘(こ)」の栽培を本県で始める。13日は遠野市松崎町の農地で、同法人メンバーが同村住民から栽培講習を受けた。被災住民も一緒に生産に取り組み、福島と復興への新たな絆を結ぶ。

 宮城県と福島県への支援にも取り組む同法人は、放射能汚染のために飯舘村独自の野菜が生産できずにいることを知り、「村の名産品を未来に残すため」に本県での代理栽培を決めた。今月末から種まきを始める予定だ。

 同日は品種改良で同品種を生み出した元農業高校校長の菅野元一さん(61)=同村から福島市に避難=と同品種の育成に取り組むイータテベイクじゃがいも研究会の渡辺とみ子会長(58)=同=を招き、講習会を実施。同法人の現地活動リーダーらが、肥料の与え方や生育時の注意点、収穫のタイミングなどを学んだ。菅野さんは「岩手の地で希望をつないでほしい」とエールを送った。

 同農地や陸前高田市、大槌町の「まごころの郷」の農園で地域住民と共に栽培に取り組み、収穫後は産直施設などでも販売する。

【写真=菅野元一さんと渡辺とみ子会長(中央2人)から「いいたて雪っ娘」の栽培方法を学ぶNPO法人遠野まごころネットのメンバー】

(2012.5.14)


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