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被災者証言で避難行動再現 釜石、ネット上の地図に



 釜石市と共同で震災の記録化を進める「311まるごとアーカイブス釜石事務局」は、第2回e防災マップコンテスト(独立行政法人防災科学技術研究所主催)の審査員特別賞に選ばれた。被災者の証言に基づき、震災当日の避難行動をインターネットの地図上に再現。記録として残すことで今後の防災活動への実用化を目指す。

 マップを作製したのは、いずれも同事務局のメンバーで市臨時職員の佐々木聖さん(35)、柴田雅也さん(35)、松下八夜子さん(27)、山谷加奈さん(21)の4人。

 昨年11月中旬、東部地区で営業を再開した10店舗から震災当日の行動や避難経路などを聞き取り、証言内容をインターネット上の地図に再現。各店舗のマークをクリックすると、避難経路が青い線で示される仕組みだ。

 審査委員長を務めた東北大大学院の今村文彦教授は「ヒアリングなど住民に寄り添いながら当時の記録を残したことが評価された。今後、防災マップを利用し貴重な記録を残していってほしい」と期待する。マップは同釜石事務局のホームページで見ることができる。

【写真=審査員特別賞を受賞した311まるごとアーカイブス釜石事務局の防災マップ】

(2012.1.20)


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