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JR被災線、国支援へ ルート変更し用地取得に補助


 

 国土交通省は東日本大震災で甚大な被害を受けた鉄道の復旧・復興支援策をまとめた。本県の大船渡線、山田線など沿岸部を走るJRの7路線は、ルートを変更し復興を目指す場合、新たな鉄道用地の取得を支援する。三陸鉄道など10前後の事業者については、復旧費用の国庫補助率を現行の4分の1から4分の3程度に引き上げを検討する。

 JRの7路線は青森県から福島県にかけての八戸、山田、大船渡、気仙沼、石巻、仙石、常磐の各線。計344キロの区間が運休のままで、大部分で再開のめどが立っていない。国交省は、運営するJR東日本の経営基盤が安定しているとし、復旧費は自助努力が基本と位置付けた。

 ただ、駅舎や線路が流失するなど壊滅的被害を受けたため、まちづくりとともにルートを選定し直す必要もあり、区画整理などの事業を支援する方針。地元自治体やJR東日本と協議を進め、詳細な支援策を決める。

 三鉄は北リアス線の久慈−陸中野田間と宮古−小本間で運転を再開したが、南リアス線全線を含む路線総延長約107キロのうち66%が復旧していない。自力復旧は困難で、復旧には最大180億円程度かかるとの試算もあり、国に全面的な財政支援を求めている。

(2011.7.4)


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