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<特別インタビュー>もっとつたわる岩手日報
(1)「求められる情報」とは (人気デザイナー)
(2)自分たちが楽しまないと (県立大さんさ踊り実行委員会)
(3)あ、載ってるなが嬉しい (岡崎建設Owls)
(4)みんなの「声」知りたい (釜石よいさ実行委員会)

初回は、県内外で活躍する人気デザイナーの2人。
WEBデザイナー浅野聡子さんは、ブログ「盛岡さんぽ」やブログをまとめた本が大人気。東京と盛岡を忙しく往復します。盛岡市在住のクリエイティブディレクター金谷克己さんは、商品や広告デザインにとどまらず、イベントや西和賀町のプロデュースなど、活躍の場を広げます。2人は最近、ものづくりの仲間と一緒に「リノベーションまちづくり会社・モリノバ」を設立。ワクワクするまちづくりにも取り組んでいます。


−デザイナーという仕事をされている2人にとって、相手に「伝わる」ためにどんなことを心がけていますか。

浅野:

うーん、まず。人って欲しい情報があれば、紙かネットか、手段は関係ないと思います。だから、相手を調べたうえで、その人が何を知りたいのか、そこを徹底的に考えます。

−はい。

浅野:

そのうえで、ダイレクトメールが届いたとします。
いくらお得でうれしい情報が載っていても「あなたが知りたいこんな話題が載ってますよ」って、封筒に書いてもらわないと、もらったほうは分からない。同じように、その日の新聞を読んだらどんなことが分かるのか。見慣れていない人にも、目をひく言葉がバーンと載っているといいですね。

金谷:

新聞は、ネットに比べて一度にいろいろな情報を見ますよね。 たとえば政治だったら、好きな政党だけでなく。そこが大きな特徴だと思います。
ネットでは、自分の関心のあるものばかりを見ちゃうので。

−そこはよく言われます。

浅野:

そう意味では、新聞ってマーケットを決めてないですよね。 逆にマーケットを分けた発信もあっていいと思います。若い女性なら「かさばらないサイズ」、ビジネスマンなら「朝のコーヒータイム用の新聞」とか。
缶コーヒーで「朝専用コーヒー」ってありますよね。別に朝飲まなくてもいいのに、あえて「朝専用」と書くことで、わかりやすさと使いやすさが増した例です。

−立場やライフスタイルに合わせてということですね。

金谷:

地元紙は県内の細かい情報が載っていますから、事業者としては、地元の経済や政治の流れはチェックしないとと思って目を通すようにしています。

浅野:

やっぱり、その新聞にしかない情報がたくさん載っていることは大事だと思います。

金谷:

それと、年代を問わず「新聞に載った」ということへの信頼感は高いです。仕事でプレゼンに行くときは、掲載された関連記事を持ち歩くこともあります。

浅野:

でも、相手がどんな情報をほしがっているか、ネットの世界でも、一致しないことは多いです。こちらが読んでほしいと思ってもそうでもなかったり、逆に思いがけない情報に人気が出たり。

−分かります。そっちかーって(笑)。ニュースのアクセスも話題によって差が出ますね。

浅野:

アクセス数は実際あまり問題じゃないですよ。着実にファンが増えるかどうかが大事です。あとはTwitterには文字数に制限があったり、Instagramは写真がメインだったり。
缶コーヒーの例もそうですが、なにかしら「制約がある」方が好まれるんです。「全部盛り込もう」とすると、逆に伝わらないこともあります。

浅野:

でも矛盾するかもしれないけど、「新聞」はこれからも「新聞」であってほしいと思います。新聞には品格があると思っているので、それを失わないでほしい。
このステイタスがあるから、新しいことをした時「あの岩手日報が」って思われる。そこは変わらないほうがいい気がします。
へんにネットで勝負しようとか、思わないほうがいいです。

−あはは、それもよく分かります(笑)。      

金谷:

以前は岩手の情報と言えば岩手から発信されていましたけど、今はどこからでも発信できる時代。やっぱりそこにしかない情報や視点は大事ですね。

浅野:

相手が何を求めているか、相手の立場で考えること。やっぱりこれかな。

−はい、今日はありがとうございました。

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