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2007年企画


★南極だより★
「理容室」が大繁盛 素人がカリスマに
07年12月14日
 【南極海でしらせ、報道部・鹿糠敏和】第49次南極地域観測隊を乗せた観測船「しらせ」(砕氷艦)は南極航路を進んでいる。昭和基地到着を前に最終準備にいそしむ隊員らだが、その合間を縫って「理容室」を利用する人が増えてきた。

 理容室とはいえ理容師が乗っているわけではない。隊員たちの中から選ばれた人が散髪に当たる。その名は「タイガーカットハウス」。虎刈りにするということらしい。

 調理の青堀力隊員(32)がチーフを務める理容担当の隊員は、出発前に美容専門学校で、しっかりと理髪の訓練を積んだ。しらせ乗船中に限らず、1年3カ月の越冬生活でもその腕を振るう。

 現時点での一番人気「カリスマ理容師」は軍司将男隊員(31)だ。「普段は絶対にやれないことで、反応を見るのが楽しい」と毎晩のように隊員からの指名に応えている。

 なかなかの腕前の軍司隊員なのだが、普通に切らせてもらえる機会は少ない。丸刈りはかわいい方でモヒカンや「大五郎カット」など奇抜な髪型をリクエストされている。本県出身の熊谷英明隊員(29)は「岩手愛」からか、遠野のカッパをモデルにした髪型を求めた。

 ともかく越冬隊で1年3カ月、夏隊でも4カ月間は限られたメンバー以外に会うことはない。みんな極地での責任ある任務の合間に、遊び心を発揮して今しかできない髪型を楽しんでいる。

【写真=隊員のリクエストに応え、髪を切る軍司将男隊員(右)=しらせ船内】

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