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知事選
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<2007年2月14日>
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| 「国」への姿勢問う 達増、柳村氏 立場鮮明に |
「自民党の知人から、達増さんは国とのパイプがないといわれる。どう対応するのですか」

初の街頭演説で「市町村を支えるのが県の役割だ」と訴える柳村純一氏=11日、滝沢村内 |

「危機を希望に変えたい」との思いを込めて握手する達増拓也氏=11日、盛岡市内 |
12日夕。県議選一関選挙区に民主党公認で立候補を予定する新人候補のミニ集会が一関市内で開かれ、同席した達増氏に出席者から質問が寄せられた。
「行政は、あくまで公正中立でなくてはならない。民主党だから、国の予算が付かないということはありません」
達増氏の説明に新人候補も「今、行政に求められるのは国とのパイプより、住民の皆さんとのパイプです」と続けた。
昨年8月に出馬表明した達増氏は、支持者回りや街頭演説を続け、県内回りは5巡目に突入。約3万人に会ったという。
「県内を歩き、経済や教育、医療・福祉など、将来への不安が増していることを身にしみて感じた」。これまでの衆院岩手1区の戦いと同様、「草の根」が政治活動の基本だ。
無所属で知事選に臨むとはいえ、限りなく「民主色」が強い達増氏。小泉政権の負の遺産といわれる「格差社会」に有権者の目を意識し、「『危機を希望に変える』を戦いのキーワードにしたい」。視線の先には同党が掲げる政権交代がある。
達増氏が代表を務める民主党県連は、県議選で過半数獲得を目指して全選挙区に公認・推薦候補を擁立。達増氏との連動効果で組織戦を展開する。
◇ ◇
「ねじれた国との関係を修復します」。13日に12項目の公約の柱を発表した柳村氏は、公約の一つに政権与党との関係修復を盛り込んだ。
民主党が一大勢力を占める本県の政治状況を危(き)惧(ぐ)。「市町村主体の行政を実現するには国のさまざまなメニュー(事業)が必要。中央と岩手の大きなねじれが壁になっている」と語気を強めた。
県政界と政府・与党との関係に危機感を抱く県内首長有志に推される形で1月に出馬表明。今月6日には県町村会長の稲葉暉一戸町長が代表者となり、柳村氏支援のための政治団体「新しい岩手を創造する会」の設立を県選管に届け出た。
賛同者には熊坂義裕宮古市長や民部田幾夫岩手町長らが名を連ねる。「国とスムースに連携できる人でないと知事は務まらない。市町村長はみな不安を持っている」(熊坂市長)。
こうした首長らの危機感を背景に幅広く県民の支持を得たいと、「県民党」的立場を目指す柳村氏。しかし、組織力を持つ達増氏に対抗するには、自民党の支持基盤に頼らざるを得ない事情ものぞく。
その自民党県連は柳村氏の出馬表明を受けいち早く推薦を決定。独自候補の擁立が難航を極めただけに、一気に連携の手を握った。玉沢徳一郎県連会長も「非民主の連携の下で広範な戦いを進めていきたい」と「打倒民主」を掲げる。
国との関係をめぐり、主張の違いを鮮明にする達増、柳村両氏。地方自治の今後のあり方にも影響を与えかねない双方の戦いは、民主、自民の勢力争いとも重なり、激しさを増している。
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